五ヶ国語を話すチェコ人

カナダのバンクーバーに僕がいたホステルで話した20歳の青年です。
育った環境もあるんだろうけれど、それにしてもすごい。
チェコ語
フランス語。
スペイン語
カナダに住んでるから英語。
そして、ドイツ語も少し。
読んでいる本はフランス語。
少し話をしただけですが、僕がチェコ人の作家を知っているという話をしました。
その名前はMilan Kundera
その名を出したら、たまたまこの作家の本をこのチェコ人が持っていて、見せてくれました。
フランス語なので全くわかりませんでしたが。
でも、英語のタイトルがかすかに僕の頭に入っていて、何とか日本語の名前を思い浮かべる事ができました。
それは、存在の耐えられない軽さ(The Unbearable Lightness of Being)、です。

The Unbearable Lightness of Being: A Novel

The Unbearable Lightness of Being: A Novel

僕は大学の授業で、クンデラについての翻訳の授業をとったことがあったので、たまたまなまえをしっていました。
けっこう難しい本を外人って読んでるんですね。
まあ、そんな事でかたずけられないんですが。
そんなことから、僕も刺激されてこの本を本屋で買って読んでいました。
クンデラの本て、抽象的で観念的、哲学的。
そんな言葉がものとても似合うくらい、僕にとっては難しい本です。
この本も冒頭からニーチェ永劫回帰からははってましたし。
それを読んで、この本けっこういいよ、なんて言っているチェコ人に驚いた気がします。


そして、たまたま電車の中で(これはアメリカにいる時ですが)読んでいたら、相席になった人に話しかけられて、本を見せたらこの著者の本を読んだ事があるなんて事を言われ、外人手こういう本好きなんだなーなんて思って気がしました。
この人は、Amtrakの社員でありながらMBAの勉強をしているなんていうまたしてもつわもののような人でした。
エリートですね。


話を戻して、チェコ人ですが、村上春樹のダンスダンスダンスを呼んだことがあるって言ってしたね。

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

僕はこの本は読んだ事はないんですが、村上春樹知名度には改めて驚きました。
日本人でもっともノーベル文学賞に近いって言われているだけのことはあります。