裏舞台

就職活動をしたことのある人はご存知かもしれない。
東京ビッグサイトで行われるリクルート日経ナビなどが主催する就職フェア、合同説明会に行ったことがあるだろうか。
そこには企業のブースがあり、それぞれの企業が学生に向かって説明をしている。
ここで僕が問題にしたいのは、学生に向かって説明をしている企業ではなく、それぞれの企業がどうブースを用意しているのか、ということである。
もちろん、用意してくれている人がいる。
就職活動の合同説明会の前後で準備片付けをしている。
僕はけっこうそういうところでアルバイトをしている。
派遣会社のアルバイト。
その派遣会社のクライアントは直の企業ではない。
直接依頼しているわけではないということだ。
つまり、説明する企業ではなく、また別の企業であるということだ。
分かりにくいかもしれないが、僕自身が登録をする派遣会社は下請けをしているわけではなく、孫請けくらいであるということだと思う。
例えば、富〇通→元請け→派遣のクライアント(下請け)→僕が登録する派遣会社、ということである。
ちょっと聞いた話なので、おそらくであるが。
ブース自体はどこから調達してくるのか?
使いまわしているのか?
など、分からないことも多いが、ここで仕事をしている人は派遣上がりの職人も多い。
企業がそこで説明会をしているところを表舞台だと捉えるなら、間違いなく彼らがするブースを作るなんて事は裏方舞台である。
アルバイトをして初めてそういう仕事があることを知った。
あまりにも見えにくく目立たない存在だけれど、なくてはならない、欠くことのできない存在として確かにあることが分かる。
最近そういう仕事を良くすることから、今まで見えないところが見えるようになった。
でも、作業自体はけっこう単純だから、飽きつつあるのが難点かもしれない(笑)