一本のTEL

内々定の電話をもらってから4日後のことだった。
一本の電話が来た。
それは最終面接をしてくれた役員からの突然の電話。
一瞬、誰だかわからない。
そして、個人面接であった役員だと分かったときとても驚いた。
「われわれの組織が国の改革の流れの中にあることは面接の時にも話したと思う。そして、まだまだうちにも古い体質が残っているところがある。そういうところを君のような学生に変えていってほしい。あとは、残りの学生生活を悔いの残らないように過ごしてほしい」
要約するとそんなようなことを言われた。
もちろん言葉の意味を全て図ることは出来ない。
けれど、その言葉はまた僕の中に残り続けるだろう。
そして、絶対ここで働きたい。
そういう決意をする、決定打となった。