2008-11-16 ハンマースホイ展 静かだ。 落ち着いている。 灰色。 暗い。 かなりそういった印象を抱く絵ばかりが並んでいた。 フェルメールの雰囲気に似ているということだったが、僕は少し違うなと思ってしまった。 フェルメールの作品ももちろん静かだという印象はある。 しかし、彼のそれはその中に確かな明るさを持っているからだ。 対して、ハンマースホイは灰色の中に全てを見出しているように思えた。 こういう芸術作品を見る機会というのはそれほどないけれど、こういった機会があればぜひ上野に足を運びたくなる。